こんにちは。裁量の専業トレーダー兼、MQL開発者のmetroです。
FXで稼ぐために選ぶべき通貨ペアをお伝えします。
他では読めない事だらけですので、
この記事だけは最後まで読むことをおすすめします。
知らずに証券会社やSNSの情報を鵜呑みにしていたら、
ほぼ100%損します。
正しい知識を入れて、正しくトレードしましょう。
難しい話は一切なし。
噛み砕いて解説していきます。
FXで稼げる通貨ペアを選ぶポイント
取引する通貨ペアを選ぶ上で
考慮するべき要素は、重要度順に次の4つです。
- 流動性
- スプレッド
- ボラティリティ
- 取引時間帯
流動性
流動性のある通貨ペアを
選ぶことがとても大事です。
流動性がある、とは
取引量が多い、ということです。
なぜ流動性を気にする必要があるのか?
主に以下の2点です。
- ポジションの有利不利
- 価格変動リスク
ポジションの有利不利
トレードというのは、需要と供給で成り立っています。
誰かが買うときには、誰かが売っています。
例えば、10万通貨の成行買いは、
現在価格から一番近い価格の売り指値注文を、10万通貨分買う
という意味です。
流動性があれば、買いの需要と
それに対する売りの供給が釣り合います。
それでは、需要と供給が釣り合っていない
つまり、流動性がない場合、
どのようなことが起こるのでしょうか?
結論、あなたの意図しない不利な価格で
取引することになります。
例えばあなたがドル円で、100円で10万通貨の成行買い
エントリーをするとします。
このときドル円には
100円に指値の売り注文が5万通貨
101円に指値の売り注文が3万通貨
102円に指値の売り注文が2万通貨
があるとします。
この場合、あなたの買いポジションは
100円で5万通貨
101円で3万通貨
102円で2万通貨
ということになります。
ポジションの半分以上が想定外の価格で約定して、
大きな損になります。
このように、流動性がないと
あなたの注文が不利な価格で
約定されてしまう可能性があります。
価格変動リスク
また、流動性があれば、急な変動リスクが少なく、
安心してトレードができます。
取引量の多い市場の価格が変動するには
それだけたくさんの資金が必要になるため
大規模な価格変化が起こりづらいからです。
流動性がそこそこの通貨ペアだと、
大口の機関投資家の餌食になるリスクが大きいのです。
機関投資家は莫大な資金で一時的に相場を動かすことで
恐怖した個人投資家にわざと取引させ、お金を巻き上げます。
流動性のある通貨ペア、例えばドル円などは
相場を動かすのに、めまいのするような金額を
リスクに晒す必要があるので
機関投資家もやすやすと手出しはできません。
とはいえ、ドル円でも機関投資家はトレードしていますので
こういったことが起こらないとは言えません。
しかし、リスクが低いことは確実です。
また、流動性があれば
あなたが大きなLotでトレードする場合にも有利です。
なぜなら、流動性がないとあなたのエントリーで相場の価格を
大きく動かしてしまう可能性があるからです。
それがまさに、先述した
ポジションの有利不利の問題です。
大きすぎるポジションはそれだけ
多くの注文を食い尽くし、相場を動かしてしまいます。
したがって流動性がある、つまり
取引量が多い通貨ペアを選ぶ必要があります。
スプレッド
スプレッドの狭い通貨ペアを選びましょう。
スプレッドが狭いというのは
買い(Bid)価格と売り(Ask)価格の価格差が小さいということです。
スプレッドが狭いほど、エントリー時点のハンデが減ります。
例えばドル円で、買い価格が150.200で売り価格が150.000だとします。
このときスプレッドは0.2円です。
ここで買いエントリーをした場合、
あなたのポジションの約定価格は150.200です。
決済するには売り注文をしなければなりませんが
エントリー時点での売り価格は150.000です。
つまり、最初は0.2円負けている状態からのスタートなのです。
20pips順行しても、やっと損益トントンです。
これがスプレッドです。
もしもスプレッドが0.02円なら、
たった2pips順行してくれるだけで
建値で撤退もできます。
ですから、スプレッドの狭さは
トレーダーにとって最大の関心事なのです。
スプレッドは、流動性が高いほど、
狭くなる傾向にあります。
取引量が多く、あらゆる価格に
注文が入っているからです。
したがって、ドル円やユーロドルのように
世界の取引量上位の通貨ペアは
スプレッドが狭くなるのです。
ボラティリティ
ボラティリティが高い通貨ペアを
選びましょう。
ボラティリティが高い、とは
変動する値幅が大きいということです。
FXで稼げる実際の金額は
Lot(取引数量) × 値幅で決まります。
これはFXに限らずトレード全般に当てはまります。
となると、大きな額を稼ぎたい場合には
大きい金額を賭けるか、大きな値幅を取る
この2つしかありません。
大きい金額を賭けるのは資金管理上、
危険であることはあなたもわかっているはず。
であれば、必然的にある程度大きい
値幅を勝たなければいけません。
したがって、ボラティリティ
つまり値幅のある通貨ペアを選ぶことが必須なのです。
ただし、ボラティリティがあるということは
十分な取引量(流動性)がなく、
価格が飛びやすい場合もあるので一長一短です。
マイナーな通貨ペアはボラティリティが高いことが多いですが
流動性がないために、値幅は取ったものの
決済してみたら不利な価格で約定して
結局稼げなかった、となる可能性もありますので
豊富な流動性を備えつつ、
ある程度の値幅がある通貨ペアを選びましょう。
取引時間帯
ボラティリティと流動性が大事であることを踏まえて
取引時間帯も気にしましょう。
取引時間帯はあなたの生活リズムに
矛盾しないものを選ぶのが大前提です。
あなたが日中の仕事をしているなら、
朝、もしくは夜の取引しかできないはずです。
したがってこの場合、あなたが取引できる取引時間帯は
- ロンドン市場(17時~翌2時)
- ニューヨーク市場(22時~翌5時)
のどちらかになる可能性が高いです。
この前提に立ったうえで、
ボラティリティと流動性のある通貨ペアを選びましょう。
こうすると、取引するべき
通貨ペアが絞れるはずです。
したがって、取引時間帯はあなたの生活スタイルで
自ずと決定します。
そのうえで、選ぶべき通貨ペアを絞り込む、というのが
あるべき流れです。
以上の理由から、流動性、スプレッド、ボラティリティ、取引時間帯
この順序で通貨ペアを決める必要があります。
人気の通貨ペアはどうなの?
それでは、これまでの話を踏まえて、
日本で人気の通貨ペアを
検討してみましょう。
ドル円(USDJPY)
ドル円は世界で2番目に取引量が多い通貨ペア(流動性)です。
いつでも取引は活発に行われていますが、
主に取引されるのは東京市場とニューヨーク市場です。(取引時間帯)
近年は変動する値幅も大きいです。(ボラティリティ)
よって流動性、取引時間帯、ボラティリティすべてにおいて
上手くトレードができればかなり美味しい通貨ペアなので
当然トレード対象に入れるべきでしょう。
ポンド円(GBPJPY)・ユーロ円(EURJPY)
ポンド円やユーロ円は
残念ながら取引量の世界トップ10にも入っていません。
つまりドル円と比べると流動性は低めなわけですが、
しかし、値幅の大きさが魅力的です。
優先するべき通貨ペアは他にありますが
ポンド、ユーロ、円はすべて世界的に主要な通貨ですので
トレード対象に入れる余地はあります。
リラ円(TRYJPY)・ザール円(ZARJPY)
これらの通貨ペアは、トレードには向いていません。
なぜなら、流動性が極めて少ないからです。
あなたが世界経済の大きな流れを狙うような
スイングトレーダーではないとすると、
流動性がないとスプレッドも広く、
スキャルピングやデイトレードは非常に不利な戦いになります。
避けるのが吉です。
ただし、スワップポイントで儲けたい、
という場合は別です。
この記事では詳しくは解説しませんが
要は、預金のような感じで
毎日一定のお金がコツコツ入ってくる、というものです。
しかし、やはり流動性と変動リスクの問題があります。
■流動性
リラ円やザール円を持つとき、
流動性が極めて低い通貨ペアの
ポジションを保有していることになります。
スワップポイントでそれなりに大きな額を稼ぐには
大きなLotでポジションを立てる必要がありますが、
決済時に、Lotすべてを捌き切る十分な流動性が
確保されているか非常に怪しいです。
不利な価格で約定して、
結果的に大損失を被る可能性があります。
■変動リスク
スワップポイントで稼ごうと思うと、
長期的にポジションを保有し続ける必要があります。
その間に大きな価格変動があった場合には
為替レートの差益、または差損が生じます。
この変動リスクは運です。
確かにトレードは本質的にはギャンブルですが
ギャンブル性を限りなく減らすのが
私たちトレーダーの仕事です。
もちろんテクニカル分析などで下調べして
エントリーすることもできますが
分析してエントリーするくらいなら
他の通貨ペアを選ぶほうが賢明です。
長くなりましたが、結論
リラ円やザール円はトレード対象に入れないほうがよいでしょう。
専業トレーダーおすすめの通貨ペア
最後に、専業トレーダーである僕metroがオススメする
通貨ペアをご紹介します。
ですが結論、流動性がある通貨ペアを選んでいます。
なぜなら、望んだ価格で約定できることと
スプレッドが狭いことが担保されているからです。
おすすめの通貨ペアは以下です。
- EURUSD
- USDJPY
- GBPUSD
- USDAUD
- USDCAD
- EURGBP
有利な条件が担保された
通貨ペアでトレードするべきです。
FXで稼ぐ金額は
Lot × 値幅で決まります。
つまり、稼げるかどうかは、
どのペアを選ぶか、ではありません。
通貨ペアは、限りなく有利な条件で
取引できるものを選ぶだけで大丈夫です。
おわりに
FXで稼ぐためにはLot × 値幅。
あとは勝てるエントリーポイントを
見極める技術があればいい。
トレードの技術を上げるには?
練習あるのみです。
しかし、MT4/5を使っている場合、
トレードや検証がやりにくいと思いませんか?
専業&MQL開発者の僕が裁量トレーダー専用の
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損切りの回数も減っているはずです。
そこでLotを上げ、値幅を取り、ガッツリ稼ぎましょう。